自分を知ること。セルフコントロール
パニックになって泣きじゃくったり、ひとしきり騒いだ後に、鏡の前で自分の顔を見て驚いた経験があります。
ここで言う「パニック」とは、恐怖や混乱。我を見失って、泣く叫ぶ走る動けない等の自らの体のコントロールできない状態の事をここではさします。
私は、放課後デイサービスの指導員を3年やっていました。(放課後デイサービスの指導員とは、障がいのある子どもたちの送迎付き学童保育の様な物で、ただ預かるのではなく、個別の支援計画に沿って各々の活動をしていく場でもあります)そこで使っていたカードを紹介します。
パニック後、落ち着いてから、タイミングを見計らって鏡で自分の顔を見てもらう。(私自身が自宅でパニックになった時は、自分で鏡をみます)
すると、自分の顔なのに、泣いて泣いてぐちゃぐちゃになった顔が別人の様に見える。
鏡の中の自分に向かって
「こんなに嫌だったんだね」
「悲しかったんだね」
「頑張ったね」
「大丈夫だよ」
と自身に声をかけてあげる。
するとすごく落ち着いた。
「あれ?今、私、怒ってる?悲しいの?何?どれ?」
「何が嫌なの?」
「どれくらい、嫌なの?」
こうやって、自分に問いかけている間に、落ち着いてくる。
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自分を分かっているつもりでいて分からない。自分の感情を分かった気でいて、ほんとはとてもざっくりで、自分の顔に驚くほど。
これは番号や絵や文字や量で、さっきどれくらい、どんな気持ちだったのかを、少し考えるきっかけにと思って作りました。横にはたくさんの言葉。文字のが入りやすい、目にとまりやすい子や読む事で気持ちが逸れ、落ち着く事が出来る子もいるので。
自分を客観視できる自分を作る事が、自分を知ること、それはセルフコントロールのはじめの一歩だと私は思っています。
私は自分が高揚して来ているなと分かったら、もうひとり私視点で、分析や声をかけをしてあげる様に意識して生活しています。